似ているけどよくわからない融資と融通の言葉の違い
融資と融通。どちらも言葉として聞きますが耳に馴染み深いのは「融通」の方でしょうか?よくよく思い出してみると確かに「融通」の方が聞きますがそれはどちらかと言うと金融関係ではなく一般的な会話での事が多いように思われます。「そこは融通を利かせてくれよ」なんて言ったりしますが実はこの言葉、金融関係でも使用するようです。
融資と言うのは「お金を借りる」事を言いますが融通とは、と説明しようと思ったのですが、実はほとんど同じ意味なのです。もちろん「ほとんど」一緒なのであって似ているだけで全く一緒ではありません。普段使う意味合いとしてはさして変わる事のない言葉ですがこれが金融関係となると話しが変わってくるようです。
融通とは感じの通り、通る訳ですから金融関係の用語としては「流通」を意味するようです。こちらの意味合いですと「融資」とは違って来るのがわかりますね。融通=流通となるとお金を貸す貸さないではなく外国へ向けた言葉になるのです。全く意味が変わってしまいましたね。しかし、本来ならば融通とはそう言う物だという事です。
今ではほとんど違いはありませんし、金融関係の仕事をしていない限りは使い分ける必要もありませんが実はこんな違いが合ったのです。言葉は難しいと言うより、何だか日本語が難しいっていう感じですね。漢字が一つ違うだけで実は大きく意味合いが変わってしまう場合があるのが日本語らしいと言うか何というか。結論から言うと「普段はかわらないけど、使う場所によっては意味合いが全然違ってくる」という事ですね。中々ややこしいです。
しかしながら、今はほとんど「融資」という言葉が主流のようです。実際融資と言うのはキャッシングやローンの事を指すので私たちが使うとしたら「融資」の方だけかも知れませんね。